ECサイトを制作するときは、アプリケーションサービスプロバイダーを利用する方法がある。簡単に作れるうえ、短期間でECサイトを制作することが可能だ。安価で制作できるので、ECサイトに対する知識がない人には向いているだろう。
また、アップデートも定期的に行われており、ECサイトを最新の状態で維持できるのもメリットだ。しかし、テンプレートが決まっていることが多く、デザインなどを自由に決められないのはデメリットだろう。
知識がある人であれば、オープンソースを利用したECサイトの制作方法もある。オープンソースを利用すれば、制作に対する費用はかからない。
ただ、ゼロから組み上げることになるため、バグやエラーの発生などは自分で修正する必要がある。バグ取りをして修正しても、また別のバグが発生する可能性もないとは言い切れず、そこまで自己責任でできる人に向いているだろう。
制作する手順としては、ECサイトを立ち上げたら、次はそれをWeb上で動作確認することになる。ECサイトは、インターネット上で機能しなければ意味がないからだ。制作したコンテンツをWebで公開し、一般の顧客が使えるかをテストする必要があるだろう。
特に、アプリケーションサービスプロバイダーを使わず作ったコンテンツは、実際に動く保証がない。そのため、Web上でもテストを繰り返すことが大切だ。
コンテンツが正常に動くことを確認したら、実際に注文をして商品が届くかをテストする。支払いまで確認できれば、ECサイトとして機能することがわかるだろう。このように、最初から最後までしっかりチェックすることが成功のカギとなる。